昨日、Fortniteで自作のゲームが作れるようになったという話を書きました。
ゲームが作れるのに加えて、最近のパスワードでいうとメタバースが、関連の要素技術に精通していない人でも作れるようになったという点が革新的ですごいなと思い、書いたのですが、このような例は他にもたくさん出てきており、色んなことが一般の人でも作れるようになっています。
そのキーワードとなっているのが、『ノーコード』、『ローコード』と呼ばれるものです。
ここでいう『コード』というのは、コンピュータプログラムのことで、プログラムを全く書かない、もしくは少しのプログラミングでアプリケーションが作れるツールを指します。
既成のツールを使ったり、企業が開発して公開しているWebサービスを利用するというのは、当然以前からありましたが、ユーザーが求めたアプリケーションを技術的なスキル無しに自分で作れるようになったというのは、すごいことですよね。
少し前ぐらいからホームページ作成など、比較的用途を制限した形で、限定的な形でユーザーがプログラムを書かずに裏で自動的にプログラムを生成するノーコードツールはありましたが、それの幅が大きく広がってきた事で、多くの人に利用され始めたという形です。
まぁ今ではAIがプログラムを書いてくれる時代なので、アプリケーション開発がより民主化されていくのでしょう。
そのこと自体は素晴らしいことですし、個人的にも活用していきますが、職業としてのシステムエンジニアやプログラマーがどうなっていくのかは気になるところです。
これから先、どれぐらいテクノロジーが進化していくのか予想がつかないので、考えること自体が無意味な感じがするので、都度考えて動いていくしか無いとは思いますが、とはいえ出来ることはやっておくべきだとは思うわけです。
で、方向としては、簡単な事は自動化出来るわけですから、おそらく実装、つまり実際にプログラムを書くということについては、エンジニアとしてやらなくても良い部分がどんどん増えていきます。
そうすると、ビジネス的な観点から最適なアプリケーションを構想、デザイン(設計)することが人間のエンジニアがやることになると思います。既にGPT-3(もしくはGPT-4)が裏で動いているchatGPTを使ったり、GitHub Copilotなどで指定したプログラムをそれなりの精度で生成してくれるようにはなっていて、どう思った通りにプログラムを書いてくれるかを考える部分に人間のリソースを割くように先進的な人たちはなってきています。
急展開で進化が進んでいる真っ最中なので、ついていくのが難しいぐらい日進月歩で色んなことが変わってきていますが、振り落とされないように情報をウォッチしていきたいと思います。