WBC盛り上がりましたね。

大谷翔平選手の投打に渡る大活躍や、村上宗隆選手の前半の不振から復活し準決勝・決勝では、ここぞという場面での試合を決める一打を放つなど、見所も多い大会だったと思います。

決勝を決めた瞬間の吉田正尚選手のお茶目な転倒もありましたしw

今大会はアメリカもメジャーのスター選手が参加しており、過去の大会も含めて最強のチームと言われていましたが、それを2本のホームランと7投手の圧巻の継投によって見事勝利しました。

今大会の侍ジャパンのメンバーを見ると、大谷選手、ダルビッシュ選手、ヌートバー選手以外は日本のプロ野球団に所属する選手でしたが、驚くべきは日本代表とアメリカ代表の選手間の年俸額の差です。

ネットのスポーツサイトの情報によると、日本代表の平均年俸は4億7,000万円、アメリカ代表の平均年俸は18億円です。

さらに日本代表の場合は、大谷選手が39億、ダルビッシュ選手の2名が31億円で平均値を引き上げている状況で、NPBの選手だけの平均値にするともっと差が広がります。

今回の大会でよく分かったのは、野球自体のスキルに関しては、もはやメジャーリーガーと日本のプロ野球の選手との間には大きな差はなく、単発の試合結果で見たら勝っているわけです。勝負は時の運もあるので、もう一度やったら違う結果になる可能性はありますが、それでも少なくとも個々の選手の力の差はMLBとNPBで大きな差はない事は間違いないでしょう。

では、なぜ選手の報酬にここまでの差があるのか?

それはビジネスの規模の差でしょう。細かなビジネスモデルの違いに関しては詳しく調べてないので語れませんが、まず規模としてもNPB12球団に対してMLB30球団あります。シンプルにスポンサー収入、グッズ販売、チケット代などが大きくなりますよね。

またDAZNなどサブスクで試合を配信しており、日本を含め世界各地から選手を集めているので、多くの国から視聴されているというのもあります。

つまり、報酬額が多いか少ないかはスキルレベルの高さよりも、市場規模の大きさに依存するということです。

当然、これは野球というエンターテイメントビジネスだけに限った話ではなく、あらゆるビジネスで同じことが言えます。人生お金だけではないというのは、共感するのですが、とはいえ資本主義社会で生きていく中でお金というツールは無視出来ないものであることは確かなので、そういう視点も持っておくことは大切かなと思います。

おすすめの記事