昨日、Amazonのプライムビデオでボクシングでのプロデビュー戦を果たした那須川天心選手の試合が放映されたので観ていました。
那須川天心選手というと、元々K-1のチャンピオンで40戦以上して無敗、MMA(総合格闘技)でも数戦して無敗の格闘技界のスーパースターです。エキシビジョンでメイウェザーに負けてはいますが、階級も違いますし、ボクシングルールで不利な条件だったこともありますし、正式な試合ではないので、プロの戦績としては無敗の状態でボクシングに転向した形です。
格闘技にそんなに詳しくないので、K-1からボクシングへの転向がどれだけ難しいことなのかは分かりませんが、異なる競技へのチャレンジになるので、簡単なことではないのは間違いないでしょう。
そんな異業種にチャレンジを表明して初めての試合が昨日に行われたということ。
オンエアーでは観れなかったのですが、プライムビデオの場合、追っかけ再生が出来るので、落ち着いたタイミングで観ましたが非常に面白かったですね。
格闘技の天才と呼ばれる選手が、ボクシングという土俵でどれだけ強さを発揮するのか、圧倒的な実力で相手をぶっ倒すのかというのが見どころの1つでした。結果は、判定での勝利で期待されていたKOはできなかった形です。
ですが、素人目から見ても力差があり、KOしなかっただけで、圧勝であったのが分かるぐらいワンサイドゲームだったように思います。相手の選手も弱いわけでなく、日本ランキング2位の選手らしいので、トップクラスの選手であり、技術の高さやポテンシャルの高さが見えた試合だったんじゃないでしょうか。
格闘技の試合の見どころとしてノックアウトするというのがありますが、それは見どころの1つであり、それが全てではないというのも昨日の試合では感じましたね。
さっきも書きましたがボクシング通ではなく、たまに観る程度のにわかファンなので、詳しくはないですが、那須川天心選手の戦い方は普通のボクシング選手のそれとは違っていて、独特なものに見えました。
また、ファンに魅せるようなパフォーマンス的な動きもあり、KO以外の点で楽しめる試合であったことは確かです。
ネットを見てると、『KOしないといけなかった』とか『あのスタイルはボクシングとしてどうなんだ?』というのも元プロボクサーの人から出ていて、そういうもんなんかなぁと思うと同時に、にわかファンをいかに取り込んでいくのかが、どのスポーツでも課題になっている中で、今回の那須川天心選手のボクシング転身はボクシング業界にはプラスにしか働いていないと思うので、プロの仕事としては大成功しているんじゃないかと思いますね。
次の試合もぜひ観たいなと思います。