プログラム開発に携わる上で分かっているようで分かっていないことの1つとして改行コードというのがあります。
改行コードとは、その名の通り改行を表すコードのことです。aとかbなどの文字は日常的にも使うのでイメージしやすいと思いますが、改行というのもコンピューター的には通常の文字と同様に文字データとして扱われています。
この改行を表す文字データをどうやって表現するのか?
その方法は大きく2種類に分けられており、1つはMacやLinuxなどのUNIX系のOSでの改行コードであるLF(Line Feed)です。プログラムの中では \n という文字で表現されます。
つまり、\n が文末に付いていたら、アウトプットデータは改行して表現されるということです。
もう1つがWindowsで採用されている改行コードで、CRLF(Carriage Return Line Feed)というものです。
お気付きかもしれませんが、後半の LF はUNIX系の改行コードと同じもので、それに加えて CR を付けることで改行を表すということです。
CRLF はプログラム中では \r で表現されます。
開発している上で改行を表現しないといけないケースが出てきたら、どんな環境で実行されるプログラムなのかを意識して進めることが大切です。
Web開発においてはUNIX系の環境で動くことがほとんどなので基本的には LF だと思っていたら良いと思います。