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金沢夏樹

『6ヶ月でWebから集客仕組みを作る!』神戸を拠点に活動しているWeb集客コンサルタント。セミナーや勉強会、交流会を主催。直近1年半の期間で累計1,500名以上を集客。

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いつもよく通る道沿いに500円ランチをしているお店があります。

外から見るとアメリカンな雰囲気のお店で、夜はBarをしていて、お昼時間も有効活用したいのとランチで気に入ってもらった人に夜も来てもらいたいというので、ランチは500円でやってるというお店です。

外観はポップな感じで、とても良い雰囲気が出ていて、店前に置いてある看板もオシャレな感じ。

『当店自慢の唐揚げをふんだんに使った唐揚げ丼が、なんと500円』と書いてて、ランチタイムは価格もリーズナブルな感じです。

 

 

決して人通りが多い立地では無いんですが、周りにオフィスがたくさんあるので、会社員風な人は多いし、おそらく近くに大学があって学生の子もちらほら歩いている場所です。

周りにもランチをやっている店がそれなりにあって、人の多さと店の数を比較すると、まぁまぁ激選区なのかもしれません。

冒頭に書いたお店の両サイドもランチをやっていて、それらの店にはそれなりにお客さんが入ってます。

 

 

ですが、その500円ランチのお店にはいつ見てもお客さんが全く入っていません。

いまどき牛丼屋さんでも500円を超えたりするのに、500円のランチってかなり安いですよね。

それにも関わらずお客さんは入っていないのは不思議じゃないですか?

 

 

両サイドのお店のランチがさらに安くてそっちに流れてしまっているというわけではなく、普通に800円とか900円でやっています。

両サイドが人気店なのか、そのお店が不人気店なのかは分からなかったのですが、明らかに人の入り方が違うので、何か理由がある事は明らかでした。

そうなると、なぜお客さんが入らないのか気になりますよね。

もちろん良い理由では無いのは分かってはいたのですが(笑)、実は先日このお店に行ってみてお客さんが入らない理由を確認してきました。

注文はもちろん例の500円の唐揚げ丼です。というより、ランチタイムはそのメニューのみで営業していました。

 

 

その唐揚げ丼はセットメニューになっていて、サラダとスープも付いてくる、かなり充実メニューです。

500円で3品出てきたら十分すぎるぐらいのボリュームですよね。

さらに、5分もしない間に食事が揃うというファーストフード並みの早さです。

500円ランチなので、すぐに出せるようにある程度作り置きして出しているのだと思うのですが、一口食べた瞬間に理由が分かりました・・・

 

 

予想はついていると思いますが(笑)、普通にマズイ。

それも食べれないレベルのマズさです。

ご飯は冷めてるし、唐揚げも冷たい。敷き詰めているキャベツもシャキシャキ感ゼロで友達の家で出てきてもダメなレベルです。

しかも、何かクサイし。

 

 

いつもお客さん入ってないの知ってて、食べに行ったわけですから、ある程度は覚悟してお店に入ったわけですが、それでも想像をはるかに上回りました。

ここから本題に入りますが、この『ランチが500円』は安いですか?っていう話ですが、どうでしょう?

ランチの相場を考えたら500円というのはかなり安い部類に入ります。

 

 

たぶん、あなたが普段食べているランチも金額的にはもう少し高いと思います。

でも、この唐揚げ丼は500円だけどかなり高かった。

ランチだからこれぐらいの値段にしてたらオッケーではなくて、その値段でお客さんが食べたときに満足するかどうかが重要です。

 

 

1,000円でもめちゃくちゃ安いと思うランチもあれば、500円でも高いと思うランチもある。

500円とか価格だけでは高いも安いも判断出来なくて、受け取った人がどれだけ満足するかによるという事です。

それはもちろんランチだけの話ではなく、1000円の商品でも、1万円の商品でも、10万円の商品でも一緒のこと。

 

 

価格以上の満足度があれば安いし、逆なら高いってことです。

価格というのは価値を表現する指標なので、100円の価値しかないのに500円取られたら高いし、1000万円の価値があるものを100万円で購入できたら安いです。

決して金額だけで判断できるものではなく、それを購入することによって得られる価値で判断されるものです。

 

 

どんな仕事でも全く同じ事が言えます。

このブログで時折話題に出す、ホームページ制作業者の見積もりもそうです。

少なくない業者がホームページ制作にかかる工数によって金額の見積もりをしています。

そこから生み出される価値がどれぐらいなのかというのは度外視され、作業者が費やす時間に単価をかけて金額を算出する形です。

 

 

職人視点として時間をかけたら良いものが出来るのは分かります。

ですが、そのクオリティーアップが効果を生まない部分であるなら、職人の自己満足である可能性があります。

そこのさじ加減は非常に難しいですし、正解が無い部分です。

 

 

ただ、ビジネスとしてやる限りは価値を提供した対価としてお金をいただく形なので、自分の満足感をそこに上乗せするのは違います。

フォーカスすべきは価値です。

価値の対価が金額として反映されるということです。

500円ランチの話に戻ると、残念ながら今回の唐揚げ丼は500円の価値もなかったことになります。

 

 

実際に私自身も今後そのお店には行かないでしょうし、ランチタイムに人が入っていないことを見ると、他の人もそう感じたのだと思います。

ビジネスをしている以上、自分に対しても同じ視点で見られることになります。

その時に、見限られないように常に注意して活動していかないといけないと、改めて思わせてくれる出来事でした。

 

 

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