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ここ数年、ノーコードツールについての話題を見かけることが、とても多くなりました。

プログラムを書かなくてもシステムが作れるというものの総称で、要するに必要な設定さえすれば裏でプログラムを自動生成してくれるというものです。プログラミングのスキルがない人でもアプリを作ったり、Webサイトを作ったり出来るため、システム開発の民主化だと言われていたりもします。

 

そういうツールは昔からあったので、なぜ今さら盛り上がってきてるんだろ?と最初は思っていたのですが、それだけIT技術というのが一般に浸透してきたということなんだと思います。ノーコードが普及することで、簡単なアプリなら誰でも作れるようになりますし、当然自前で開発するよりコストも抑えられることがほとんどです。

 

個人事業や小規模事業の場合には、1つの業務に対して大きなコストをかけられることは少ないので、あるものを上手く使うという発想になるのですが、ノーコードツールが増えたことによって、その選択肢が広く、かつ多少柔軟に考えられるようになりました。事務作業等の面倒な作業も、ノーコードツールやクラウドサービス等を組み合わせてやれば、かなり楽に出来るので、起業もしやすくなっていて恵まれた時代だなと思います。

 

ユーザー側の立場としては、選択肢が増えてメリットしかないのですが、プログラマーやエンジニア側の立場からだと、自分たちの仕事が無くなっていくんじゃないか?というのもネットニュースにもよく上がっています。特に最近は仕事終わりや休日にプログラミングスクールに通って勉強して、副業として開発をしたいという人も増えていますが、仕事が無くなっちゃうの?という不安を抱えている人もいると思います。

 

これに関しては正しくもあり、間違ってもいます。ツールが開発されて、誰でも作れるようになったら、今まで専門でやっていた人に頼まなくても良くなります。最近だと、ロゴ作成が安価なツールで割と良い感じのものが作れるようになっているので、数年前ならロゴデザインが出来る人に発注していたものも自分で作る人が出てくるので、そこの仕事は少しずつツールに移っていきますよね。

 

ただ、ロゴを作るところ自体はツール化されたとしても、どんなロゴを作れば目的に適ったものになるのかや、作ったロゴをどう使えば売上アップに繋がるのかをアドバイスする等、その周辺には仕事になる可能性のあることが、まだまだ落ちています。また、そもそもノーコードツールで開発出来る範囲には限界があるので、企業が競争優位性を持ってビジネス出来るレベルのものは、まだ作れません。

 

Facebookみたいなアプリは作れるかもしれませんが、Facebookはノーコードツールでは作れませんし、メルカリみたいなアプリは作れるかもしれませんが、メルカリは作れません。なので、プログラマーやエンジニアの仕事がなくなるということは、現時点では考えられず、むしろあらゆるモノがインターネットに繋がるようになって、ノーコードによる供給増加を上回るぐらい、潜在的なものも含めて需要が増加しているため、仕事が無くなるどころか全ての需要に対して供給しきれない状態になると思います。

 

どこかのタイミングで落ち着くはずですが、少なとも今はDX(デジタル・トランスフォーメーション)というのが社会全体の課題として認識されているので、今ではないという感じです。とはいえ、知識やスキルがなければ提供するものがないので、常に新たな知識をインプットして、何かしらのアウトプットをしながらスキルを磨いていかないといけないと思います。

 

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