『誰に、何を』を明確にして大ヒットしたポメラの話

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マーケティングにおいて重要な要素というのはたくさんありますが、最重要事項を1つ挙げろと言われたら、これが頭に思い浮かびます。

 

 

誰をターゲットにして、どんな価値を提供するのか?

 

 

これが曖昧なまま商品やサービスを提供していたとしても、思ったようにはお客さんが来ないかもしれません。

また、ブログやSNSでの情報発信においても同じことが言えます。

 

 

今回は、ポメラという商品を例にとって、その辺りのお話をしたいと思います。

 

 

ポメラとは

『ポメラ』という商品をご存知ですか?

 

 

数年前にけっこう話題になっていた商品なので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

ニンテンドーDSぐらいの小さなモニターに、折りたたみ式のキーボードが付いた、テキスト入力に特化したキングジム社が開発した商品です。

 

 

テキスト入力専用なので、インターネットにはつながらないし、もちろんメールもできず、本当にキーボードで文字を打つというだけのものです。

その他にある特徴というと、乾電池で動くことと、2秒で起動するということぐらい。

 

 

この商品が出た時には、もちろんノートパソコン既に存在していましたし、初期の頃のスマホすら登場していた時期です。

 

 

『これ、お金出して買うかなぁ?』

というのが、多くの人の反応で、実際の企画会議でも15人の参加者のほとんどがこのようなリアクションだったそうです。

 

 

その中で1人だけ他の人とは正反対の反応を見せた人がいて、その人は『こんなものがあるのなら、今すぐにでも買いたい』と強く支持し、さらに社長も『15人の内の1人がこんなにも欲しいと思っているのなら、マーケットはあるんじゃないか』とゴーサインを出し、開発に取り掛かることになったとのことです。

 

 

実際の開発に入ると、社内から色々な意見が出てきて、『あんな機能が必要なんじゃないか?こんな機能が必要なんじゃないか?』という声がたくさん集まったそうです。

しかし、それらの機能は含めず、当初の予定通り、テキスト入力のみのシンプルな機能で開発し、そのまま発売することになりました。

 

 

そして、その結果ポメラは予想以上の大ヒット商品となったということです。

 

 

『誰に』『何を』提供するのか

テキスト入力というと、パソコンやスマホはもちろん、ガラケーにすら付属している機能です。

そんなにシンプルな機能しかついていない商品が、こんなに大ヒットするのは意外に感じるかもしれません。

 

 

ですが、この商品は売れるべくして売れた商品だったと考えられます。

 

 

ポメラという商品は、一般消費者に広く売ろうと思って販売されたわけではなく、記者やライターといった文章を頻繁に入力する仕事をする人をターゲットとしています。

そのターゲットユーザーが最も使いやすい形にまで、機能を削ぎ落として、とてもシンプルで使いやすい設計が追求されています。

 

逆に、そのターゲットから外れる人にとってはあまり価値は高くないといえます。

なぜなら、普段からそんなに頻繁に文字入力する機会の無い人にとっては、2秒で立ち上がる必要は無いわけですし、スマホで十分ですよね。

 

 

もしかしたら手書きのメモでも事足りるかもしれません。

『ポメラ』という商品は、多くの人には全然ウケませんが、コアなファンには深くウケる商品だということです。

 

 

そして、それは多くの人に受けようとするのではなく、『誰に』受けたいのかを明確にして、そこに最適化しているから範囲は狭くても深くヒットしたわけです。

 

 

 

ポメラの例は他のことにも当てはまる

『誰に』『何を』提供するのかという視点は、マーケティングの基本です。

 

 

それはもちろん他の商品を開発する際にも必要な視点です。

また、ブログやSNSでの情報発信、広告を出稿する場合にも同じ考え方が必要となります。

 

 

別の言葉で言い換えると、コンセプトを明確にするという風にも言えます。

 

 

コンセプトに関しては『圧倒的に読まれるブログに必須のコンセプトを5W1Hで明確化しよう!』という記事に書いていますので、そちらを読んでみてください。

この記事自体はブログに関して書いていますが、その他の事でも同様の視点で考えることができるので、ご参考にはなるはずです。

 

 

まとめ

ポメラという商品を最初に知った時には、私もこの商品がなぜこんなに売れているのか不思議でした。

 

 

ですが、とてもターゲットが明確になっており、そのターゲットのニーズを満たしていれば、当てはまる人にはしっかりと売れるというのがよく分かる良い事例だと思います。

きっとあなたの商品やサービスに関しても同じことが言えるはずです。

 

 

ですので、ぜひこの事例を参考にご自身の発信するもの1つ1つに対して、『誰に』『何を』届けるのかということをしっかりと明確にしてみてください。

きっと反応が変わってくるはずです。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

金沢夏樹

個人ビジネスコンサルタント
1983年8月22日生まれ 兵庫県神戸市出身(神戸市在住)
趣味:野球、マラソン、料理

オウンドメディアとソーシャルメディアを活用したWebマーケティングの専門家として活動している。

Webでの情報発信力を高めることを目的としたセミナーを毎月開催。
また、前向きに活動している仲間の集まる場ができればいう想いから朝活勉強会を毎週開催しており、個人事業主、経営者から起業志望者まで幅広い人が延べ400名以上参加している。

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